banner_03.gif 555.4.jpg

2007年06月10日

ダニー・ホッジとブロック・レスナー

アメリカの人気スポーツのいくつかはその最高峰の舞台を全米国内で完結している事が多い。
プロ野球のメジャーリーガーならオリンピックよりワールドシリーズ。
バスケットなら世界選手権よりもNBA。
世界中が熱狂するサッカーのワールドカップには殆ど興味なく、最大のスポーツイベントといえばNFLのスーパーボウルである。
このように大国アメリカのスポーツにとって世界各国の強豪が集うイベントよりも全米の最高の舞台が選手たちに取っても最高の承認の場所なのである。
メジャースポーツとはいえないが、カレッジスタイルレスリングはアメリカで根強い人気を持つスポーツの1ジャンルである。アメリカの生んだ国技カレッジスタイルレスリングの最高峰NCAAの決勝は毎回1万人以上の観客の大声援の中で行われる。
アメリカのアマチュアレスラーたちの多くはカレッジレスリングの最高峰を目指し、世界の共通レスリングのフリースタイル、ましてグレコローマンスタイルなどには興味がない選手が殆どである。
それでも層の厚いカレッジレスリングのトップ選手たちは抜群のレスリングの技量で、やがてルールの似ているフリースタイルの世界選手権なりオリンピックで世界に進出して行く事も多い。
ダニー・ホッジは我々プロレスファンが考えている以上に全米アマレス界で伝説とされている名レスラーである。
NCAAの覇者であったカレッジレスリングの強豪ダニー・ホッジは、オリンピック代表に選ばれたものの、国際式ルールつまりフリースタイルルールを経験した事は無かったと言う。オリンピック本番中でさえもルールがよく分からないまま、それでも銀メダルを獲得した名選手である。
プロック・レスナーもまた自身の最高の舞台をNCAAのみに求めたカレッジ・レスリングの強豪である。
総合格闘技デビュー戦ながら、初めての五輪でルールも分からぬまま結果を得たダニー・ホッジのように何とか勝利をもぎとって欲しい。

(2007年06月03日投稿)
posted by shingol at 03:13| アーカイブズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする